【産学連携 第2弾】絶滅危惧種のニホンムラサキを救うプロジェクト!~大阪動植物海洋専門学校~
OAOの農業園芸ラボコースからのお知らせです。
奈良・平安時代より天皇などが染料として使用していた植物があります。
Lithospermum erythrorhizon (リソスペルマム・エリスロリゾン)
多年草。
(Doronenko ムラサキ-Wikipedia )
ムラサキ科のムラサキ属の植物で、ニホンムラサキという植物です。
万葉集に謳われるほど一般的な花でしたが、
日本に自生していたニホンムラサキはいつのまにか減少し、
自生地の環境悪化により、
現在では、絶滅危惧種に登録されています。
絶滅危惧IB類に指定されています。
根は紡錘状に肥大し、乾燥させた根は紫根といいます。
シコニンという色素を含み、
紫染または紫根染めの染料として利用されます。
山採りのものは『山根』といいます。
エキスは火傷などの薬として漢方で使われ、生薬として利用されてきました。
北海道、本州、四国、九州と比較的冷たい山地の草原などの明るい場所に自生していました。
初夏から夏にかけて白い花を咲かせます。
栽培が難しく、種子での繁殖は不可能に近いといわれます。
先日、元禄時代創業の西陣織の老舗名門企業の
株式会社 細尾の会長 細尾真生氏が来校されました。
「日本のムラサキを復活させて、
日本で栽培されたムラサキの根から染料をとって、
それで帯などを染め上げたいのです。」
本校がクローン苗を提供できるように
OAO農業園芸ラボコースの学生たちと実習を通して生産していきます。
伝統産業のお手伝いができることを誇りに思います。
OAOは研究成果を社会に還元するために、産学連携を今後も推進していきます。
本校は教育機関として様々な活動を実践しております。
農業・園芸・バイオテクノロジーを学んでみたいという方々、
ぜひ一度本校に遊びに来てください。
OAOのオープンキャンパスの次回日程は、
5月29日(土)に実施しております!
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